良心的である可能性が高い業者を選んだとしても、それで全部終わりではありません。
もっとも大切なのが、営業担当を見極めることです。
すべての防衛策でもっとも、重要なのがここです。
どのような業者をお選びになっても、営業担当の人間性が施工工事に物凄く影響するからです。
営業担当は、あなたの生活や人生観をある程度理解しなければなりません。
もちろん、いい工事をするだけために必要なことだけです。
将来、いつ頃までにこの家と暮らす予定なのか、家族構成はどのようかな変わるのか、またその予定があるのかなど、あなたの未来を、ある程度予測できなければ良いリフォーム工事を提案もできなければ施工も出来ないからです。
また、性格や感性なども把握する必要があります。
だからこそ、営業担当が非常に大切になってくるのです。
良心的な会社であれば、実際打ち合わせをする担当者も良い可能性が高いのですが、
それを実際確認することが必要です。
ただ、契約をとりたいだけの営業担当であった場合、その担当者があなたに提案する見積もり書や工事プランは「契約がとれる」プランであり、見積もり書です。
将来のあなたの快適な生活を前提にしたプランではないのです。
一方、良心的な営業担当者は、契約をとりたいのも山々なんだけども、担当者にとって不利になるようなことも教えてくれるのです。
例えば、築40〜50年の比較的古い建物だったとしましょう。
良心的な営業担当者はそうした事実も重要視して、
近い将来、建て替えや住み替えの可能性があるかはっきり聞いてきます。
いきなり高額なリフォームプランは作らないでしょうし、もしかしたら、リフォーム自体断わるかもしれません。
しかし、契約だけで頭がいっぱいだとしたら、そうした将来の可能性が高くても、自分の成績や会社の利益を優先したプランや見積もりを作り提案してくるでしょう。
こんな契約をすれば、お分かりだと思いますが、当然あなたにとって不利な契約になります。
※魔法の言葉その1
「あなたの会社の欠点を教えてほしいんだけど」
どの会社だって、技術的な問題点をはじめ、いろいろな難問を抱えているものです。
それにもかかわらず、
「私どもに欠点などございません。ご安心くださいませ」なんて言い切る営業担当者は信用できません。
なかなかお客様の都合に合わせるのが難しいとか、職人が気難しくてすみませんとか、会社の規模が小さいので知名度的には弱くなりますがなど、色々悩みがあるものです。
※魔法の言葉その2
「風水(家相)で、工事期間が気になってしょうがないんだけど」
「そんなの迷信だから気にしないでいきましょう」
なんて言う営業マンは論外です。
その営業マンに、風水や家相の知識ぐなかったとしても、親身になって調べることは出来るはずです。
どんな悩みだろうと、その悩みの重さは本人にしかわかりません。
そんな重みを察してあげるのが、
心配りというものです。
※魔法の言葉その3
「親戚に業者がいるから、見積もりを出してもらってもお宅で出来ないかもしれないから、その時はごめんなさいね。」
その一言だけで十分です。
業者にとって親戚の同業者ほど手強い相手はいません。
それだけで意気消沈します。